我が家には2匹の保護猫がいます。

1匹目は、2017年6月19日に、親猫に置いていかれたのか、自宅の物置の屋根裏で数日間鳴き続け、気になって様子を見に行ったところ、偶然、目の前に落ちてきたため、仕方なく保護をしたサビ柄の雌猫です。

次男が「毛の色があんこ(餡)みたいでかわいいね」と言ったことに由来して、名前は「あんこ」と名付けました。

2匹目は、2022年10月21日に、小学校に登校する子供たちを見送ろうと玄関先に出たところ、自宅前の路地のほぼ真ん中でうずくまっていたところを、偶然、発見したため、仕方なく保護をしたサバトラ柄の雄猫です。

先住猫のあんこに優しく包んでもらおうと考えて、名前は「大福」と名付けました。

2匹とも完全室内飼いで日々を過ごしています。

大福を保護直後の様子

大福を保護した当初は「案外、あんこが母猫みたいに面倒を見てくれるのでは…」と淡い期待をしましたが、どうも、あんこは飼い主以外の人間と自分以外の猫は嫌いだったようで、大福を保護した当日から、自宅の2階に隠れてしまい、階段の上から1階の様子を伺うようになり、餌も以前ほど食べなくなってしまいました。

大福を保護した最初の数週間は、無理に1階に連れてこようとせず、ゲージ、水飲み場、トイレなどを2階に設置をして、本人が降りたくなるまで2階で過ごせるようにしたところ、2週間が過ぎた頃に、たまに1階に降りてきて、大福を見かけると2階に走り去る、を繰り返しつつも、徐々に「自宅内に違う猫がいること」を受け入れてくれたようです。

ただ、大福は、あんこを母猫だと思っているのか、あんこを見かけると追いかけてしまい、あんこはあんこで威嚇はするものの、すぐに逃げてしまうため、自宅内で地獄の追いかけっこが始まります。

地獄の追いかけっこは、大福の保護から2年が経過した現在も続いているため、今も2匹が仲良く寝そべっている写真を撮れずにいます。

いつの日か、そんな写真が撮れるのでしょうか…

2匹が遭遇しないように注意する

2匹の猫に強いストレスがかからないように、可能な限り、2匹が遭遇する事を避けて、大福の保護直後から2匹を別々の部屋で過ごすようにさせています。

また、あんこが自宅内のパトロールをしたいときは、大福をゲージに戻し、大福をが自宅内のパトロールをしたいときは、あんこをゲージに戻し…で、うまくいけばいいのですが、大福はあんこのゲージに手を突っ込んで、あんこが威嚇をするという問題が発生するため、なかなか難しいところです。

猫によって全然性格が違う

あんこは僕にとって初めての飼い猫でした。「猫なんてそこまで性格は変わらないだろう」と考えていましたが、2匹の猫を保護したことで、猫もそれぞれに全く性格が異なる事を知りました。

あんこは子猫の頃から、ウェットフード、煮干し、鰹節を全く食べず、餌やおやつで苦労しました。また、飼い主のことは嫌いではなさそうですが、飼い主の後をついてくることはほとんどなく、抱っこされることも好きではないため、抱っこをしても5秒ぐらいしか許してくれず、ゲージに戻さなきゃいけない時は苦労します。

大福は子猫の頃から、ドライフード、ウェットフード問わずなんでも良く食べ、鰹節の袋を手に取るだけで、どこにいてもすぐにやってきます。また、あんことは違い、飼い主のことは大好きなようで、飼い主の後をずっとついてくるし、なんならずっと足の周りにいるので歩くのも大変です。抱っこが大好きで、すぐに捕まえられます。

最後のその日まで一緒に

飼い猫の平均寿命は15年程度と言われていますが、あんこは今年で7歳でシニア期に入り、数年前に比べて、動きなどに高齢化を感じる部分がありますが、毎日、よく食べ、よく動き、元気に過ごしています。

また、最近では犬、猫用の医薬品もどんどん開発され、猫の腎臓病治療薬の開発、治験もが進んでいるようで、猫の寿命が20年以上になるのも夢ではなくなりつつあると聞きました。

そうなると、あんこ、大福とは、今後10年以上一緒に過ごす日々が続く可能性があり、僕も今まで以上に健康に気をつけながら過ごすように努めています。

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んで欲しい