開催されてからすでに1ヶ月以上が経過してしまいましたが…

山口県山口市阿知須では、2025年2月7日から2月11日まで「阿知須のひなもんまつり」が開催され、今年も多くの方々にご来場いただき、大変賑わいました。

「阿知須のひなもんまつり」とは

そもそも「阿知須のひなもんまつり」とは、少し早めの春を告げるイベントとして、新型コロナウィルスの流行によるイベントの自粛期間を除き、毎年2月に開催されています。「阿知須のひなもんまつり」の歴史はそれなり長く、2005年から開催されているそうで、今年で20年目を迎えました。

「ひなもん」とは、福岡県柳川市の「さげもん」の魅力に触れた阿知須の方が作った色鮮やかなつるし飾りのことで、開催期間中は、阿知須の居蔵造りの街並みを散策しながら、各展示場所の軒先に飾られた色鮮やかなひなもんを楽しむことができます。

会場について

「阿知須のひなもんまつり」の会場になる地区は漁師町の文化と、江戸時代後期から明治時代にかけて廻船業で発展した歴史があります。特に、お祭りのメイン会場のようになっている「いぐらの館」周辺には居蔵造りの建物が並び、歴史を感じさせる街並みで、散策にはもってこいの場所です。

会場周辺は車移動が大変

山口県は車社会のため、来場者の多くは車で来場しますが、会場周辺の住環境の性質上、会場周辺に大きな駐車場を確保できず、小規模の駐車場が会場周辺に点在していますが、土地勘がないと分かりにくいのが実情です。

また、会場となる地区は、道が狭く、路地が複雑に入り組んでいますが、来場者がうっかり会場周辺に車で入り込んでしまい、身動きが取れないなどの問題が毎年発生します。

開催期間中は、歩行者天国にするなど、車の進入を抑制する対策ができればよいのですが、住民が生活する地区が会場になっているため、思い切った対策が実施できない実情があります。

現場も結構大変

毎年、地域の高齢化や人手不足などにより、「今回は開催できるのか?」とギリギリの状態で頑張っていたようです。最近では、運営スタッフの人手不足が顕著なり、また、僕が商工会会員ということもあって、2024年から開催期間中は、駐車場の案内や誘導のお手伝いをしています。今回は、2月7日、10日、11日に1日4時間ずつのお手伝いに行ってきました。

初日は寒さに耐える4時間だった

開催日初日の2月7日は平日で、しかも朝から雪混じりの雨が降っていました。そのため、かなり寒く、来場者はそんなに来ないだろうと考えていましたが、予想通りの結果になりました。特にやる事もなく、ただひたすら、雨と寒さに耐え続ける4時間になりました。

思っていた以上に車がやって来る

2月10日は日曜日と建国記念の日に挟まれた平日だったため、そこまでは忙しくないだろうと考えていましたが、予想は外れて、狭い駐車場を走り回る4時間になりました。

見学に来られる方も若い方からご年配の方がいますが、特にご年配の方は「足が悪いので近くに止めたい」と要望されるものの、平日の駐車場は台数が限られているため、どうしても少し離れた駐車場への移動をお願いせざるを得ません。

中には「今回は諦めて、次の機会にします」と帰られる方もおり、素人の駐車場係とはいえ、なんとも言えない申し訳なさを感じるものの、車が次から次にやってきて、申し訳なさを反芻している余裕が全くない1日になりました。

時間も忘れて駐車場内を走り回っていたら、見学に来られていたご年配の女性から「あなたは頑張っているからどうぞ。きっとご利益がありますよ」と「キット、大丈夫」と書かれたチョコレートをいただきました。

最終日はのんびりしている暇はなかった

最終日の2月11日は、2月7日と同じく、駐車場ではなく、会場の入り口付近で、駐車場の場所を説明する作業でした。ただ、2月7日とは一転して雲がほとんどない快晴で、しかも、最終日のため、見学の方がひっきりなしにやってきました。

駐車場の案内や誘導中は、休憩できるようにパイプ椅子をご用意いただいていたのですが、車の往来が多く座っているとすぐに動けないため、1日4時間、ほぼ立ちっぱなしでしたが、筋肉痛はありませんでした。

リングフィットアドベンチャーの効果を感じる

もしかすると、ここ最近、リングフィットアドベンチャーで3,000回達成時の称号を取るために、ひたすら「バンザイスクワット」に取り組んでいたことで、多少は効果があったのかもしれません。

リングフィットアドベンチャーを始めて230日目を超えても、全く痩せませんが、今も生活に必要な最低限の筋肉は維持できているようです。

情報の伝え方の面白さを感じる

僕が誘導していた場所は、阿知須大橋の手前のため、宇部市方面からやって来る方に対して、「橋の手前を左折してください」と案内していました。しかし、案内した中には、橋の手前を左折せずに橋を渡っていく車がありました。

そこで、少し冗長的な表現には感じたものの「橋は渡らずに、橋の手前を左折してください」と伝えるようにしたところ、橋を渡る方はいませんでした。「橋の手前と説明しているのだから、橋は渡らないだろう」と考えるのではなく、「橋は渡らずに」と明確に伝えることで、より的確な情報伝達ができるのだと、改めて実感できたように感じます。

日常的にAに何かを質問する際に、差別や政治的な内容が含むように感じる質問の場合は「この質問に差別の助長や政治的意図はありません」と一文を加えることで、こちらの質問の意図を明確にするように意識しています。

その結果なのか、制作業務で仕様など確認する際に、内容によって、相手を責めているように受け取られかねないと感じる場合は「この質問は◯◯さんを責める意図がないことに留意してください」と一文を加えるようになりました。

日常的なAIとのやり取りが、僕の情報を伝える能力に少しだけ変化をもたらしているかもしれません。そんなことを感じる1日でもありました。

最後に

3日間、ボランティアだと思ってお手伝いしていたのですが、最終日の帰り際に、謝礼が出ると聞き、なんだかお得な気分になりました!

また、多くの方と会うのはあまり得意ではないのですが、普段は在宅の個人事業主として、1人で黙々と作業をしているため、年に数度は、こんなお手伝いもボッチにはちょうど良いのかもしれません。

なにはともあれ、2025年の「阿知須のひなもんまつり」は無事に終了しました。来年も「阿知須のひなもんまつり」が無事に開催できることを願いつつ…また、来年、お会いしましょう!

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2004年よりWebサイト制作に携わり、2010年から山口県山口市にて、Webサイトの制作、更新を専門とする個人事業主として制作業務を行なっております。

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